先日、時々礼拝にお話に行くキリスト教主義の保育園に行きました。毎年このクリスマスシーズンには、年長の園児たちによるクリスマス・ページェントがあり、親御さんの前で子供たちが演じるのですが、その最初にみんなで礼拝の時をもつのです。わたしの役割はその礼拝で10分ほどの短い子供向けのお話(説教)をすることです。子供たちは自分の衣装やセリフや歌のことで頭はいっぱいでしょうし、お父さんやお母さんたちの関心は、自分の子供の演じるページェントにあるわけですから、そのような中で短くても意義ある礼拝の時となるようにと心がけるわけです。それでも子供たちは静かに真剣にお話を聞いてくれましたから、感謝です。今年はこの20分ほどの礼拝の時間に歌う会衆賛美を保育士の先生たちによる「聖歌隊」がリードしてくれました。初めての試みだったようですが、中々上手でした。
 礼拝が終わると子供たちは退場してページェントの衣装に着替えをします。ページェントの出し物は、もちろん毎年キリスト降誕劇です。親御さんを前にして演じる前に、3歳~4歳児にも見せていますから、たくさんの歌やセリフの入ったクリスマス劇を落ち着いてすることができました。日本ではページェント(パジェントととも言います)というとこのようなキリスト主義の園や学校、教会でするクリスマス・ページェントばかりですが、ヨーロッパには昔からいろいろな題材のページェント(パジェント)があるようです。
 子供たちのページェントを見ながら思わせられたのは、普段聖書という書物の言葉でしか味わっていないのですが、こうして身体で演じたり、それを目で見せてもらうと、聖書の物語がとても身近に感じられると言うことです。同じ人間の営みが聖書の中にもあるという実感が湧くのです。
 クリスマスの聖書の言葉を読んでみましょう。
     きょうダビデの町に、あなたがたのために
救い主がお生まれになった。
この方こそ主なるキリストである。
               ルカによる福音書2章11節
 なぜ神さまが人の赤ちゃんとしてこの世に来られたのか、なぜそれが私たちの救いなのか、今年はその答えを教会で見つけて下さい。

木場深川教会では、あなたの来会をお待ちしています。
日曜日午前10時30分からの礼拝にはどなたでも出席することが出来ます。