ビクトル・ユーゴ―『レ・ミゼラブル』より。ジャン・ヴァルジャンは、貧困の中で家族を養うために盗みをして捕らえられ、脱獄しては再び捕らえられた。ようやく服役を解かれた、ジャンは教会へ。空腹だったからである。ミリエル司教は大切な客として彼をもてなした。その晩、教会に宿を得、翌朝早朝、ジャンは挨拶もせずに教会を発った。ところが、昨晩、もてなしに使用した銀の燭台がないことが発覚。すると、玄関に呼び声が。そこには警官に両脇をかかえられたジャンが立っていた。警官は銀の燭台を差し出して「これは教会のものでは?」と問うた。司教は「これは私がこの人に差し上げたもの」と答え、ジャンはその場で釈放された。ジャンは司教の前にひれ伏し慟哭。彼に向かってミリエル司教は言った。

 「あなたを買い取った。罪を捨て神と人のために生きよ」と。そこから、彼の新しい人生が始まる・・・。キリストは、ご自身のいのちを代償として罪の奴隷とされている私たちを買い取られた。これを私の事として受けとめるなら、新しい人生が始まる。 皆様おいでをお待ちしております

聖書の言葉 「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。」1コリント6:19-20