佐藤義則牧師と具子牧師
◆佐藤 義則牧師（さとう よしのり）
私は2018年4月から本教会の牧師に就任いたしました。
私は１９５６年に、山形県にある｢小国町｣という、その名のとおり小さな山間の町に生れ育ちました。冬になると３、４メートルの雪が降り積もる豪雪地帯ですが、そんな故郷にも誇りとするものが二つあります。
一つは自然の豊かさです。小国町は、面積が東京２３区より広く、約九割が山地で、北に朝日連峰、南に飯豊連峰という名山に囲まれております。両山は夏でも雪渓という万年雪を見ることができ、それぞれの山麓にはブナの原生林が広がります。
ブナは汚れた水を吸い上げてきれいな水にして土に返す浄化作用があり、私の故郷は緑に囲まれた、空気と水の澄むところです。
もう一つは、「基督教独立学園」というキリスト教主義の高校があることです。
昭和初期、内村鑑三が日本地図を開き、世俗文化から隔絶された場所に純粋なキリスト教主義の学校を開学するということでこの地を選んだのです。彼が敬愛する上杉鷹山の旧米沢藩の領地だったことも選定の理由のひとつだったかもしれません。
戦時中、初代校長の鈴木弼美氏は反戦を唱えて投獄されましたが、私を信仰に導いた吉津こう牧師も宗教弾圧によって警察署に留置され、このような共通した経験を持った二人は通じ合うところがあって、互いに交流を持ち、協力して伝道の働きをしたということを伝え聞いています。
さて、私は１９８５年に東京聖書学院を卒業し、妻・具子と共に千葉県成田市の開拓伝道に遣わされ、そこで２１年間伝道、牧会に携わりました。２００６年より東村山市にある東京聖書学院に寮の舎監として勤務しながら、青梅恵みキリスト教会牧師として１２年間働きました。そして、継続して青梅恵みキリスト教会牧師を兼任しながら、今年４月から本教会の牧師として就任いたしました。
趣味は音楽鑑賞、美術館に行くこと、スポーツ観戦です。最近は内外に忙しく、家でほっとする時は、ドビュッシーのピアノ曲ばかりを聴いています。
◆佐藤 具子牧師（さとう ともこ）
私は四国、徳島で生まれ育ち、長野の松本キリスト教会にて信仰を持ちました。
1984年、東京聖書学院を卒業後、厚木キリスト教会で副牧師に就任。
1985年には結婚し、同時に成田で21年間開拓伝道に遣わされました。
2006年4月からは成田の教会を離れ、東京聖書学院の女子寮の舎監をするとともに、青梅恵みキリスト教会に遣わされていましたが、2018年4月より本教会、夫とともに木場深川キリスト教会の副牧師として就任しました。
