明けましておめでとうございます。
新しい一年の始まりですので、まず聖書の言葉を開いてみましょう。これは旧約聖書の詩篇第一篇の前半です。
悪しき者のはかりごとに歩まず、
罪人の道に立たず、
あざける者の座にすわらぬ人はさいわいである。
このような人は主のおきてをよろこび、
昼も夜もそのおきてを思う。
このような人は流れのほとりに植えられた木の
時が来ると実を結び、その葉もしぼまないように、
そのなすところは皆栄える。
詩篇は今から二千数百年、ものによっては三千年以上前に信仰に生きた人々が祈った祈りであり、詩です。それらを集めた詩篇は150篇ありますが、この第一篇はそれらの序文、あるいは表題の役割をするものとして最初に置かれています。
人の幸いとは何か、人はどのように生きれば幸福に生きることが出来るかを教える「知恵の詩」と呼ばれる実践的な詩です。自分の利益のためには人をだましたり、策略をもって人をつまずかせたり、人をあざけって高ぶるような人間にはなるな、と戒めています。そしてこうしたことが一人ではなく、仲間がつるんでやることであることも示しています。なぜか、人は良いことは個人で行い、悪いことは他の人を誘ってするものです。ことわざにも「朱に交われば赤くなる」と言いますが、仲間に引きずられて自分でも思いもしなかったような悪事をはたらくものです。
そのような危険から守ってくれるのは、ここで「主のおきて」と言われている神の言葉、聖書です。聖書の言葉に親しみ、昼も夜もその言葉を心において、聖書の言葉と共に生活するならば、そのような人は神さまの時が来ると、その人生に豊かな実を結んでいくのだ、というのです。罪あるものにならないだけではなく、後生に良い影響を残していく人生を送ることが出来るようになると御言うのです。迎えたこの年も、まず神の言葉「聖書」に親しんで、心にその言葉を蓄え、いつの日か実を結ぶことを期待して過ごしましょう。

木場深川教会では、あなたの来会をお待ちしています。
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